エンパイアステートビルの近くにコリアンタウンがある。チャイナタウンよりずっと小規模であるが、チャイナタウンがマンハッタンの中心地から離れた南西に位置するのに対し、コリアンタウンはまさに中心地だ。
 4つ目の夕食はコリアンタウンを歩いて適当に入った韓国料理店である。店員もお客もほとんどが韓国人だった。韓国料理を数品注文し、韓国のお酒(マッコリではない、薄いエタノール臭いお酒だった)を飲んだ。ニコニコして接待してくれた韓国人の店員に、カムサハムニダ、と言って店を出た。

 5つ目は大晦日の夜、予約してあるブルックリンの高級レストラン。映画から飛び出した様な若くて美しい白人女性が、肩を出したイブニングドレスを着て、男性にエスコートされて何組も入店する。料理は年越しスペシャルメニュー一択だった。お品書きにはhokkaido やwagyuなどと書かれていて、ここにもJapanは進出しているんだ、と少し誇らしげになった。量は少なめだったが、料理はとても美味しかった。ワインをガバガバ飲み、ほろ酔い気分で会計を済まし、店を出た。急にドアがガバっと開き、店員が「会計が済んでない!」と叫びながら出てきた。色んな事が起こるものだ。店員は確認して事なきを得た。下の写真はブルックリン橋。

最後6つ目のお店の話の前に。ホテルの近くに、料理を自分でパックに詰めて、持ち帰りできる「ESSEN」というお店があった。そこは何度かお昼ご飯に利用して、私たちの心の拠り所だった。チャーハン、シチュー、焼きそば、肉、サラダ、フルーツ、本当に何でもあるし美味しい。最終日の夕食は、お昼に食べきれなかった品を全部買って、ホテルの部屋で食べるのを何日も前から楽しみにしていた(このあたりが貧相)。しかし、最終日の夕方お店に行くと、料理がもうない・・・。目の前が真っ暗になった。放心状態でお店を出て、寒空の中、あてもなくレストランを探す。なかなか見つからない、お腹が空いた。寒い。やってるのかどうか分からないイタリアンレストランがあり、藁をもすがる気持ちで入った。中にはお客はいなく若いお姉さんが暇そうに肘をついてスマホをいじっていたが、やってるらしい。期待以上にここのステーキは美味しかった。まず食べる事ができたことに感謝。年配イタリア人のウエイターが途中で何度もこっちを見て笑いかけてくる。私が「ブオーノ」と指をほっぺに当ててにっこりしたが、ポカーンとして向こうに行ってしまった。

食事の話はこれぐらい。次は総まとめ。私の全面的な感想。