アトピー性皮膚炎で通っている小学高学年の男児、錠剤は飲み込めなく噛み砕いて飲んでいる、OD錠は苦くて飲めない、と。う〜ん、なんて言おうかな・・。こんな時はとにかく喋り始める。喋りながら考える。「確かにオレンジ味とか、苺味、コーラ味の方がいいよね。でも沢山薬を一緒に飲む時に色んな味だと困るかもね。味がないか少し苦いからいいんだよ。水だって、お米だって甘かったりしたら嫌でしょ。それに苦味っていうのも大人になるとだんだん好きになってくるんだよ。ビールとかね!」って言ったら、ちょっと微笑んで、「コーヒーとかも?」って。いつも笑わない子が笑ってくれてちょっとびっくりして、嬉しかった。「うん、そうだよ。色んな味を経験して大人になっていくんだ。今までと同じ経験ばっかりだったらつまらないでしょ。」少しだけ頷いていた。

 最近物忘れがひどい。集中が切れるとたちまち色んなミスをする。リュックのファスナー開けたまま背負ってたり、違う航空券のQRコードを使って呆れられたり、外出の際にしっかり準備していたものをしっかり忘れたり。歳をとったんだな・・・。

 i-phoneが急に壊れた。どこを押しても、充電器を繋いでも、何の音沙汰なし。真っ黒。車に乗る度に、「携帯電話をお忘れですか?」としつこく聞いてくる。「だ、か、ら、壊れたんだって!」とその度に答えなきゃいけなくて疲れる。

 箱根駅伝で青学の黒田選手が早稲田の監督に向かってガッツポーズをした話。私が友人A,Bと3人で飲み屋でこの話題になったとする。
友人A「あれはダメだ。相手に対しての敬意を払うのが、スポーツマン精神だ。」
私「アドレナリン出まくりだったんでしょ。それぐらい許してやりなよ。それぐらい凄い事やったんだし。」
友人A「あれは厳しく原監督が注意するべきだ。ダメなものはダメ。」
私「ガッツポーズぐらいで騒ぎすぎだよ。今の日本は何かあるとすぐ寄ってたかって批判しすぎ。」
次第にエキサイトしていく2人。そこで、
友人B「まあまあ2人ともそう興奮しないで。」この一言が私の着火点となる。
私「何?興奮って。興奮なんかしてないよ。第一なんなのあんた。自分だけ冷静ぶって。そういう奴が一番嫌い!」
何を言いたいかっていうと、一つの出来事を評価する時に正解なんてない。個人の年齢、性別、育った環境、過去の色んな経験に基づいて物事の評価が変わる。色んな考えがあって色んな人がいる。それで社会ができていく。