原因不明の皮膚病で、色素がなくなり、白斑が増えていきます。左からおでこ、色素がない部分は髪の毛も白くなっています。お腹、3つ目は高齢者の長年の白斑です。一番右はエキシマライトを当てて色素がついてきた白斑です。
日本皮膚科学会のガイドラインによると
(推奨度:A:強く行うよう勧める。B:行うよう勧める。C1:行ってもよい。C2:行わない方がよい。D:行うべきではない。 )
推奨度 | ||
ステロイド外用 | A-B | 有効である。 |
活性型ビタミンD3外用薬 | C1-C2 | 単独では効果が弱い。PUVAやNB-UVB療法と併用することは考慮してもいい |
タクロリムス軟膏外用 | B | 長期安全性は不明であり、3~4か月を目安に効果判定を行う。 |
PUVA療法 | B | 有効である。 |
ナローバンドUVB照射療法 | B | 成人ではPUVAよりも効果が高い。紫外線療法の中で第一選択 |
エキシマライト照射 | C1 | 行ってもよい。 |
ステロイド内服 | C1 | 進行性の白斑の場合行ってもよい |
免疫抑制剤内服 | ? | 確証はない。 |
植皮・外科手術 | A-C1 | 1年位に病勢の進行のない症例にのみ |
カモフラージュメイク療法 | C1 | 治療する効果はない |
PUVA、ナローバンドUVB、エキシマライトなどの紫外線療法をやりながら、ステロイドやビタミンD3、タクロリムス軟膏を塗る。ということになります。