日本皮膚科学会のガイドラインをもとに作成
推奨度:A:強く行うよう勧める。B:行うよう勧める。C1:行ってもよい。C2:行わない方がよい。D:行うべきではない。*:小児には原則行わない。
C2以下は省きました。

これをみると、どの時期でもAのディフェリンとベピオが一番使いやすそうです。
さらに抗生物質はドキシサイクリンとミノサイクリンがA、ロキシスロマイシン、ファロペネムがBこの4種類ですかね。
漢方もC1が3種類ありますから、これも使ってみましょう。
下の表では、ケミカルピーリング以外はすべてできます。外用と内服の組み合わせだけでもすごい数です。色々やってみましょう。そのうちに自分にピッタリな治療法が見つかるものです。

成分、種類 先発品の商品名        対象  推奨    
外用  クリンダマイシン+過酸化ベンゾイル(以下BPO)        デュアック® 炎症期、面皰A
アダパレン+抗菌薬 炎症期A
BPOベピオ® 炎症期、面皰、維持期     A
アダパレンディフェリン® 炎症期 、面皰、維持期A
抗菌薬アクアチム®、ダラシンT®、ゼビアックス® 炎症期 A
アダパレン+抗菌薬内服 炎症期 A
アダパレン+BPOエピデュオ® 炎症期 、面皰、維持期B
アゼライン酸DRX AZAクリア® 炎症期、面皰C1
ビタミンC 炎症期、面皰 C1
イオウ製剤イオウカンフルローション® 炎症期、面皰 C1
内服ドキシサイクリンビブラマイシン® 炎症期 A
ミノサイクリンミノマイシン®* 炎症期 A
ロキシスリマイシンルリッド® 炎症期 B
ファロペネムファロム® 炎症期 B
その他8種類の抗生物質 炎症期 C1
荊芥連翹湯    炎症期 、面皰C1
清上防風湯 炎症期 C1
十味敗毒湯 炎症期 C1
施術ケミカルピーリング(グリコール酸)        炎症期、面皰 C1
ケミカルピーリング(サリチル酸マクロゴール)   炎症期、面皰 C1
面皰圧出 炎症期、面皰 C1