最近話題になっているこの2つの組織。以前は新宿区河田町にありました。

東京女子医大は私が在籍していた約45年から30年前は、著名で優秀な教授陣を揃え、日本屈指の病院として政治家や芸能人がご贔屓にした病院でした。学生は関東を中心にした『お金持ちの娘さん』、そのほとんどが医者の娘でした。派手な学生も沢山いましたが、真面目で優秀な学生も沢山いました。その中で田舎者の私は精一杯背伸びをし、ろくに勉強もせず、都会に染まっていきました。

フジテレビの本社はすぐ近くで、都営新宿線の『曙橋』からフジテレビ通りを上ると女子医大があります。あの時代は『夕やけニャンニャン』、『オールナイトフジ』、『オレたちひょうきん族』などの人気番組を持ち、フジテレビの全盛期でした。フジテレビ通りで女子アナやアイドルに会ったり、医者(当初は内科医)になって救急外来で診察することもありました。昼食にちょっと贅沢してフジテレビ1階のレストランにも行きました。私が女子医大にいたのが1995年まで、その3年後の1998年にフジテレビはお台場に移転し、曙橋周辺は1つの主人を失う事になります。

あの時代は世の中全体が浮かれている感じ。煌びやかで、毎日楽しければいい。私自身どこかで違和感を感じながら、その雰囲気に浸かっていました。

偶然か、当然か、あの時私の身近にあった二つが、東京女子医大は前理事長が逮捕、フジテレビは古くからの悪習疑いで話題になっています。東京女子医大は過去にも医療事故、隠蔽など悪いニュースが相次ぎ、患者数は激減し、ついにダメ押し。犯罪を犯した経路、それを許してきた土壌を曝け出してほしいと思います。

なんかフジテレビと東京女子医大は似ています。一時期華やかな時代があり、慢心し、調子に乗り、どこかで間違ってしまったのでしょう。東京女子医大は再生への道を模索し、新しい経営陣が頑張っていると聞きます。私の同級生、先輩、後輩もその中にいるはずです。私が皮膚科医として働いていた東京女子医大には立派で尊敬できる医師達が沢山いました。私はそこで勉強し、それが今を支えています。再生できるか見守っていきたいと思います。