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面白い皮膚病ー1

                   この皮膚病何だか分かりますか?

引っ掻いた爪の線がそのまま赤い線となって体中にあります。すごく痒いです。
赤い線はただの盛り上がりではなく、細かい赤いぷつぷつからできています。
赤い線以外にも、赤いぷつぷつが面になっているところも有ります。
少なくとも1週間から10日は消えません。

患者さんに聞くことは一つです。「シイタケ食べてませんか?」
患者さんが目を白黒させる瞬間が至福の一瞬です。皮膚科医でよかった~!!
この患者さんは数日前に焼いた生シイタケを10枚位食べてそうです。

答えは「シイタケ皮膚炎」
生シイタケを加熱が不十分で食べた場合が最も多く、干しシイタケの戻し汁や、シイタケを揚げて甘じょっぱく味付けしたお菓子で発症する場合もあります。同じ食べ方をして毎回出るわけでもありません。アレルギーとか中毒とか言われていますが、原因はまだわかっていません。

でも、軽く焼いた生シイタケって美味しいんですよね。
フカフカが少し残っていて、食べると汁がジわ~と染み出てきて・・。
発症頻度はそう高くありません。2~3年に一人ぐらい~患者さんが来るかなあ、ぐらい。

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アトピー性皮膚炎の新しい外用剤、コレクチム軟膏が発売開始


アトピー性皮膚炎治療薬「コレクチ ム®軟膏 0.5%」(一般名:デルゴシチニブ)が、 2020 年 6 月 24 日より鳥居薬品から販売を開始されました。当院でも処方可能です。

コレクチム®軟膏 0.5%は、細胞内の免疫活性化シグナル伝達に重要な役割を果たすヤヌスキナー ゼ(JAK)の働きを阻害し、免疫反応の過剰な活性化を抑制することでアトピー性皮膚炎を改善す る、非ステロイド性の世界初の外用 JAK 阻害剤です。
 16 歳以上が適応になりますが、現在、2 歳以上 16 歳未満の小児アトピー性皮膚炎患者を対 象とした国内第Ⅲ相臨床試験を実施しており、2歳以上使用可能になる日もそう遠くないと考えられます。

主にステロイド外用剤の副作用が出やすい顔面、頸部に使用することになると思います。これまで同様の目的で使用していた「プロトピック軟膏 0.1%」(一般名:タクロリムス)では外用による刺激感、つまりヒリヒリ、ほてり、痒みが高頻度に出現していましたが、コレクチム軟膏はその刺激感が非常に少ないようです。

使用してみなければ実際の効果、刺激感は分かりません。適応があると判断した患者さんには私からお勧めします。また是非使用してみたい方がいらっしゃったら遠慮なく仰って下さい。

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帯状疱疹(つづらご)

 

                                          水痘、帯状疱疹ウイルスが原因です。
小児期にかかった水痘(水ぼうそう)のウイルスは体内の神経節に残ります。
患者さんの免疫力が下がるとウイルスは活性化し、神経を傷つけながら皮膚に到達して帯状疱疹になります。

内臓の病気の悪化、肉体的疲労、精神的ストレスなどで免疫力は低下します。
はじめは痛みから始まり、数日後に赤い発疹が出て、真ん中に水ぶくれができます。
体の半分にしか出ません。よく「一周すると死ぬ」といいますが死にません。
両側、全身、複数の神経領域に出た患者さんでは内臓の検査をすることもあります。
最も怖いのは顔面に出た時です。
髄膜炎、角膜ヘルペス、聴力や嗅覚の低下、顔面神経麻痺などの合併症があるからです。

治療は抗ウイルス剤の1週間の内服です。バルトレックス、ファムビル、アメナリーフなどです。
高齢者で腎機能の低下が疑われる場合はアメナリーフが使いやすいです。
その他ビタミンB12、痛み止め、末梢神経障害性疼痛に対する内服薬なども処方します。

一番大事なことは、免疫力を上げること。
食べる、寝る、大声で笑ってみる
あと、焦らないこと。患者さんには1カ月は痛いよ~。と最初に言います。
実は私は23歳(国家試験の勉強中)で左の頚と、53歳で右の腕に2回なってるんです。
説得力があります!「私なんか2回なったんだよ~~。」って言えますから。
多少痛くても、日常生活に支障がないくらいになったら治療は終了です。あとは時間が解決してくれます。

最近帯状疱疹の患者さんが多いです。子供もちょっと多いです。
やっぱりコロナのストレスでしょうかね。

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ニキビの外用剤

尋常性ざ瘡の外用剤の種類
当院は中学生、高校生のニキビの患者さんが多いです。
外用剤に加えて、内服薬(漢方薬、ビタミン剤、抗生物質など)、処置(コメド圧出)などをやります。
時々写真を撮って比較します。写真撮らないと実際分からないんですよね。
以前は「良くなったんじゃないかな・・。」なんて言ってましたけど・・。

 

 

上から
有効成分としてアダパレン含有:ディフェリンゲル、アダパレンクリーム、

有効成分として過酸化ベンゾイル含有:ベピオゲル、デュアックゲル

両者:エピデュオゲル

以上はニキビを治すだけでなく、作らない!こともできます。
長期間概要を続ければ、ニキビ跡が薄くなっていくこともできます。
しかし、かさつく、赤くなる、ヒリヒリするなどの副作用もありますので、よく説明をしてから処方しています。

 

 

次は抗生物質の外用剤
右の写真で上からアクアチム軟膏、アクアチムクリーム、ダラシンTゲル

下の写真で右からアクアチムローション、ダラシンTローション、ゼビアックスローション

ゼビアックスローションは1日1回の外用でいいので使いやすいです。
抗生物質入りの外用剤は赤いニキビ、化膿したニキビに使います。
治った後も長期間使用することは耐性菌が出現する危険性が増すため良くありません。

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保湿剤の種類

 

第一回目の皮膚科のお勉強は保湿剤の種類についてです。
主に当院で扱っているもののみ紹介しますね。

ヘパリン類似物質入りの保湿剤(先発品は、ジェネリックは

写真の右から「ヒルドイド軟膏」、「ヘパリン類似物質油性クリーム」:
保湿効果強いがややべたべたする。
ヒルドイドクリーム」:べたべたしない。

 

写真右から「ヒルドイドフォーム」:泡
ヒルドイドローション」:乳液タイプ
ヘパリン類似物質外用スプレー」「ヘパリン類似物質ローション」:液体

夏はこっちを使うことが多いです。

 

 

 

次は尿素入りの保湿剤です。

写真の上は「パスタロンクリーム10%」:尿素10%
下は「アセチロールクリーム」:尿素20%

塗り心地はさっぱりしています。尿素濃度が高いほど多少刺激があります。
角質が厚いときにも使用します。

ワセリン(白色ワセリン、プロペトなど)もあります。
保湿剤と混ぜて使うこともあります。

以上から、季節、乾燥の程度、患者さんの希望などで選んでいます。