10月8日、旦那に山形大学小白川キャンパスまで車で送ってもらうことにした。
近くのコンビニなどに警備員が「英検受験者の駐車禁止」と書いた紙を持って立っている。
200mぐらい離れたマックスバリューで降ろしてもらう。
8時半入場受付なのでほとんど人はいないが、ちらほら10代、20代、30代が数人歩いている。
職員のおじさんが、「英検準1級受験の方こちらですよ~。」と大きな声を出して教えてくれる。

建物に入る時ちょっと緊張。「あなたは?」なんて言われないかな。
そんなことはなく、自然な雰囲気で準1級は3階ですよ。と教えられ3階の333号室へ。

40人収容の教室に5人位座っている。なぜか日差しが当たっている窓際の前の方。
受験番号は関係なく、席は自由のようだ。
一瞬迷ったが、目立たない様に廊下側の後ろから3番目の席に座る。
黒板をみると試験開始が10時から、とあってちょっとビックリする。

他の人達は単語帳などを見ているのに、私は何も持ってきてなかったので仕方なく音楽を聴く。
スキマスイッチの「全力少年」を聞いて自分を奮い立たせる。それにしても暇だ。
9時を過ぎると少しづつ人が集まってくる。
合計20人。男性8人、女性12人、高校の制服を着た女子が3~4人、全員10代から20代前半。
あなた達も準1級合格目指して猛勉強したんだねえ~~、大変だったでしょう~~となぜか勝手に仲間意識が芽生える。

9時半過ぎから、教室内で受験票の点検、身元証明書の確認、黄色い紐を渡され首にかける。
スマホの電源を切るよう指示され、それの確認。
窓際前方のスピーカーから音声が流れ、チェックが始まる。
ここで初めてリスニングがイヤホンじゃないことを知る。なぜ窓際前方に座るのかの理由も分かる。
ここでちょっと動揺。
年齢を考慮して私をスピーカーの前に座らせてくれないかな、と思ったがみっともないのでやめる。
いよいよチェックシート式の解答用紙が配られる。
名前や生年月日など記入する。年齢のところに61歳と書いた時、ちょっと違和感を覚える。
この級を受けるのは何回目かと記入するに1回目から7回目まである。
何だ~、こんなにみんな不合格で、何回も受けてるんだ~ってちょっと安心する。

この後、私の地獄が始まる
その2につづく。