30歳代後半から40歳代前半まで、英会話のNOVAに2年間通ったり、単語帳で勉強したり、NHKのテレビやラジオの英会話番組を聞いたりして、5年間ぐらいはかなり頑張っていました。その後も3年に一度ぐらいは思い出しては単語帳を見たりしていました。海外旅行でも簡単な英会話ならできていました。でもいくら勉強しても文章が2センテンス以上になったり、早く喋られたり、ちょっと難しい単語を入れられた瞬間に聞きとることが出来ないのです。
「もう無理。私には才能がないんだ。もう諦めよう。」と思って、約10年間諦めていました。でも「あれだけやったのにどうして上達しないんだろう。実は小さい壁にぶち当たっているだけで、これを超すとスーと聞き取れるようになるんじゃないか。」と思う気持ちが次第に生まれ始めました。なんていっても悔しい、のです。
今年の2月、何気なく書店でぶらぶらしている時に英検2級の単語帳が目に留まり、「もう一回だけやってみようかな・・。」と思いました。買ってから数日は置きっぱなしにしていました。でも1ページを開けた瞬間からスイッチが入りました。20年前の単語帳と全く違うのはスマホで発音を簡単に聞くことが出来ることです。
2月中旬から始めて約3か月半、2級、準1級の英単語をほぼ制覇し、今英検1級を勉強中です。毎日単語帳を見て、リスニングを聞いて、英字新聞をスマホのネットで見て聞いて、を続けています。覚えられない単語は小さいノートにまとめて、時々見ます。覚えるのにたぶん若い人の3倍は時間がかかっていると思います。
最近すこーし、聞こえるようになってきたのです!テレビから流れる英語が。その感動、感激はもう表現できません。そして今までリスニングが苦手だった理由が少し分かってきました。知っている英単語が少なく、その発音を正確に知らなかったからです。文章は単語の集合体なのですから当然といえば当然です。しかし勉強すればするほど、英語の奥深さと無限さに気が遠くなるほどです。でも私ってやっぱり英語が好きなんだなあ・・って思っています。

近い将来コロナが終わって、海外旅行ができる日を夢見て、終わりのない勉強を続けます。