「若いことがいい」っていう考えありますよね。確かに若いってすごい。生きる力、エネルギーに満ち溢れている、すべての細胞が新しく機能もいい、肌も綺麗。皮膚科医として感じるのは、若い人の皮膚の代謝の速さ、炎症後の色素沈着がすぐ消える。あ~、若いって素晴らしいなあ~って思います。


でも私は人生経験を積んで、酸いも甘いも経験した本当の大人が好きだし、自分もそうなりたい、と思っています。
年を取って益々素敵になる男性に比べ女性は少ない気がします。どうして?女性には若さ、美しさが求められ、人生経験や本当の人間の魅力を求められていないからでしょう。


年をとればとるほど性格や価値観、今までどのように生きてきたかが顔に出ます。アンチエイジングって、年齢と喧嘩することなく老いを受けいれながら、日々張りのある生活をして、元気に明るい表情をして生きていきましょう、ということだと思います。


潔癖症で人に厳しく、それでいて他人が怖くて、自己肯定感の低かった昔の私。いつも人の目を気にして、人からどう見られるかばかり気にしていた昔の私。年を取ってあの頃の生きにくさがなくなってきました。人の目はあまり気にしなくなりました。だらしないかっこをみられたって平気。どうせ若くないんだもん!っていう感じ。そして他人にも以前より優しい人間になった気がしています。生きるのが本当に楽になりました。老いるのもいいものです

人生経験を積んで酸いも甘いも経験した、大きくて暖かくて優しいおばあちゃんになりたい。若くない、美しくもない、でもなんかいい感じ。そして80歳になった私はしわくちゃで笑顔の可愛いおばあちゃんになっていられますように。